「フルコンタクトKARATE」誌の太氣拳・島田道男先生(気功会)が取り上げられている号を四冊買ってみました。
月刊 フルコンタクト KARATE (カラテ) 2012年 12月号 [雑誌] 福昌堂 2012-10-23 |
フルコンタクトKARATE 2012年12月号 (2012年10月23日発売)
2012年12月号および2013年1月号は「静中動から爆発へ」前後編。
以下、収録項目ですが、これだけ見るとオーソドックスな内容のようです。しかし島田先生のお話は非常に細かく、名付けようのない細部に渡っています。
当たり前ですが文章で読んで分かるようなものではないでしょう。
それを言っては雑誌の立場がないですが、既に実践されている方にはヒントになると思います。
立禅
準備段階
基本姿勢の取り方
組んでからのイメージ
半禅
水中で回転
扶按樁
二人一組での練習
前後に動く
回転
手先・足先にまで注意
のしかかる
立禅で整理
引き崩す
月刊 フルコンタクト KARATE (カラテ) 2013年 01月号 [雑誌] 福昌堂 2012-11-22 |
フルコンタクトKARATE 2013年1月号 (2012年11月22日発売)
「静中動から爆発へ」の後編です。
主に這などの移動する稽古の説明ですが、これも通り一遍の紹介ではなく、書籍等では見かけることのないディテールが語られています。
移動
水の流れを感じる
水の流れに抵抗する
移動する
足を滑らせる
後ろに倒れるように
2009年3月号および2009年4月号は「『武』の真相」前後編。
前編の2009年3月号では、島田道男先生の20000字インタビューが掲載されています。
内容は武術観、武術界への批判などが中心で、かなり辛辣な内容ですが、正鵠を得た内容も多いと思います。身につまされることも多々あります。普通は思っても口に出さないのでしょうが、その辺は島田先生、直球です。
項目は以下の通り。
武術の役割
おかしな世間の武術観
武術の目的
考える暇に自分の練習をせよ!
落ちこぼれの奥の手、カンニング
金儲けに走るな!
「今の自分」を語ること
できることから始めればいい
実戦は止まらない!
「争う」とはどういうことか
何が「一生懸命」に当たるか
道場はたむろする場じゃない!
「武道」が本当にわかっているか
もっとしっかり修行しろ!
月刊 フルコンタクト KARATE (カラテ) 2009年 04月号 [雑誌] 福昌堂 2009-02-23 |
フルコンタクトKARATE 2009年4月号 (2009年02月23日発売)
「『武』の真相」後編は技術篇です。
組手の注意点
後退する組手は無意味
背後も想定
打たれ強さに頼るな
マススパーは一番危ない
特徴的な身体操作
突く際の腕
準備運動
防御の原則
一発で決める
歩法
正しい立禅の伝承
車にたとえて
間と空間
神経と空間
対手(推手)
意味を理解せよ
止まっている状態
呼吸
技を型にはめない
立禅で培う
「力」について
重心移動
中の力
どの号についても、読んでそれだけでどうなるというものではありませんが、それは他の武道の記事でも一緒ですし、内容的に非常に貴重なものです。書籍などで入手できる情報では見られない内容が多くあるため、実践者向けのヒントとしては読んでおいて損はないと思います。