連続写真でみる 七星螳螂拳入門―螳螂手 松田 隆智 大柳 勝 新星出版社 1983-01 |
また古い本を買ってしまいました。松田隆智先生と大柳勝先生による『連続写真でみる 七星螳螂拳入門―螳螂手』です。
最近、昔少しかじった蟷螂拳をまた練習していて、突然気になってしまったのです。もちろん古書で購入しました。
以前に松田隆智先生の『実戦拳法秘門螳ろう拳入門』を紹介しましたが、併せて参照すると面白いかと思います。
目次の主な項目は以下の通り。
北派中国拳法概論
蟷螂拳とは
基本技術
蟷螂拳動作解説
基本六路
七手拳
蟷螂手
このうち七手拳は松田隆智先生が、他は大柳勝先生が演じていらっしゃいます。
一般的な套路紹介、用法解説以外で面白い点として、北派中国拳法概論の中に蟷螂拳と少林拳、太極拳の相違、また蟷螂拳各派の特徴が実際の動作や姿勢の写真付きで紹介されているところです。
今は動画があるので套路等は色々な流派のものを簡単に見られるわけですが、書籍には書籍ならではの詳しい解説もあり、また読み物としても面白いです。こういう昭和の武術書にはノスタルジックなところもあり、パラパラ眺めていても楽しめます。
それにしても蟷螂手も系統によって随分違いますね。
わたしは短期間ですが蟷螂拳を学んでいたことがあり、その時教わった蟷螂手と随分違います。
大柳勝先生の動画を探してみたら、お若い時のこんなものがありました。
下半身の安定具合は尋常ではないです。物凄い足腰です。