フルコンタクトKARATE2014年1月号 太氣拳島田道男先生、菊野克紀・山城美智・大関智洋三氏対談

B00GJXOHB0月刊 フルコンタクト KARATE (カラテ) 2014年 01月号 [雑誌]
福昌堂 2013-11-22

 前月号のフルコンタクトKARATE2013年12月号に続き、「太気拳伝承録」の後編、太氣拳気功会の島田道男先生の記事が掲載されています。今回はすべて技術篇です。雑誌記事ではあまり見かけた記憶のない高度な内容まで語られています。
PART3 練習方法の指導
A 「差し手」練と実用
B 「差し手」のさらなる応用
C 斜めの練
D ぶつかり稽古
E 踏みかえながら進む歩法で突く
PART4 螺旋の動き
A 沈みながらの回転
B 拳を振る動作
C 迎え手
D 手の使い方
E 引きながら崩す
F 抵抗を逆手に取る
PART5 打撃攻防への昇華
A ワンツー
B 廻し蹴りを差す
C 前蹴りを差す
D 練で「乗る」
E 脛蹴りの練
F 踏み蹴りの練
 具体的な打撃攻防での応用などは、太氣拳関係の記事では希少ですし、特に蹴りについて触れたものはとてもめずらしいと思います。
 もう一つ、フルコンタクトKARATE2014年1月号には、前号から引き続き「空手の潜在力を解く」と題して、菊野克紀・山城美智・大関智洋三氏対談記事の後編が掲載されています。
ナイハンチとセイサン
立禅を六面力で理解
部位鍛錬
呼吸法
研究心の賜物
皆で良くなろう!
沖縄拳法での組み技
格闘技への興味のきっかけ
プロ格闘技との関わり
今後の格闘技界への関わり方
 大関智洋先生については、『養武健真法』DVDについての記事でも触れていますが、こちらのDVDにもある内容について、文章での説明を読むことが出来ます。
 今回の掲載内容では、格闘技に触れるキッカケや、ブルース・リーやマンガなどの影響など、思い出話的な要素もあって、楽しく読むことができます。
 この中でブルース・リーと意拳の関係がちらっと触れられています。これは前に紹介した『武術』2000年春号の「李小龍と中国武術」でも、笠尾恭二先生が指摘されていたと思います。この時は「それはちょっと妄想しすぎじゃないの」と思ったのですが、どうも根も葉もない話ではなかったようです。面白いですね。