『中国拳法戦闘法』に続いて、懐かしい具一寿氏の愛隆堂本。今は「カンフーテクノロジー」というタイトルで出されています。
『中国拳法戦闘法』に比べると内容はシンプルで、打法に限定して詳しく解説する形になっています。例によって、套路の解説のようなものは一切ありません。
この本でインパクトがあったのは、「『三年かけて良師を探せ』を否定する」というコラムです。
中国武術では良い先生は三年かけてでも探せ、と言われますが、具氏は「そんなもの嘘だ」と言い切ります。なぜなら、素人はそもそも良師を見分ける術を持っていないからです。そんな調子で三年探しても良師など見つからない、まずは何でもいいからやってみろ、一年でも二年でも続けて、その時点で疑問が出てきたなら、良師を探すのはそれからでも遅くない、と言います。
これもある意味常識的で、真っ当な意見かと思います。
カンフーテクノロジー―打撃力の本質 具 一寿 愛隆堂 2004-07 |