四股踏み、素振り、胴体力

 最近は毎日約4時間くらい練習しています。
 ぶっつづけではなく、朝2時間、夜2時間といった感じで、根性なしですから、しんどい時は途中に休憩を入れることもあります。
 このうち2時間は自分の学んでいる武術の稽古で、これは練習のある日には一人ではやりません。
 残りの2時間のうち、1時間は単なる筋トレと有酸素運動です。ウェイトというほどのものではなく、体力づくりのための平凡な部活筋トレです。
 残りの1時間で、体操など軽い運動や、自分なりに良いと思って取り入れた練習をしています。この内容は少しずつ変えています。
 最近の内容は、
胴体力の体操
股割り、前後開脚などストレッチ
四股踏み
素振り
 で、これだけ見ると1時間もかからなさそうですが、色々やっているとなんだかんだでこれくらいかかってしまいます。股割りだけでも、お尻の下にものを入れたバージョンと通常バージョン、股割りの姿勢からの左右ストレッチなどを一分くらいずつやっていると、意外と時間をとります。その割に固くて、胸はペッタリつくけどお腹は厳しいくらいのレベルです。
 胴体力についてはキチンと習ったことはなく、棗田三奈子先生の『棗田式胴体トレーニング』を参考にしてやっています。基本の3つの運動を正座、長座、立位などでやって、あとはCの字エクササイズや骨盤の細分化とされている運動などをやっています。Cの字エクササイズはなかなか奥が深く、胴体の力だけでスッと引っ張られるように立てるようになるまで半年くらいかかりました。我ながらドン臭いです。
 四股踏みで参考にしているのは元・一ノ矢先生の『シコふんじゃおう』ですが、ネット上の動画などを見るだけでも出来るでしょう。これも足の力ではなく腹の力で引き上げるようにするのが大切です。足をあげる高さは、あまり重要ではないと思います(慣れてきたら高くして、上げた時にヒザを伸ばすとより良い)。また、最初に重心移動してから引き上げる、というのもポイントで、感覚的には太氣拳の這にとても似ています。ハムストリング筋・大殿筋に効いてくる感じです。といっても、相撲未経験者が自己流でやっているだけなので、正確ではないと思いますが。自分は大体100回2セットやっています。最初は30回くらいしか出来ませんでした。
 素振りについては、木寺英史先生の『実践 常歩剣道』を参考にしています。これも素人の自己流素振りですので怪しいものですが、鍛錬としてやっているだけなので、剣術としてどうかはひとまず置いておいています。振りかぶる時にお尻につくほど剣を戻し、肩の柔軟性と外旋・内旋を十分に使うこと、引っ張られるように踏み込むこと、などを注意しています。常歩式なので後足は自然と前に出ます。普通は右前だけでしょうが、わたしは左右両方でやっています。
 最初の頃は、まっすぐに振ることも出来ず、こんなに難しいものか、と思ったのですが、最近はさすがに剣筋が多少安定してきました。といっても、剣道・剣術をやっておられる方から見ればお遊びでしょう。
 胴体力の良いところは、気力の要らないところです。本格的にやると色々としんどいのだと思いますが、とりあえず簡単な体操だけなら、気力なしにパッと始められます。練習するのがダルい時(大体いつもですが)、とりあえず体操から初めて、段々ノってきたら気力の要る運動に移行しています。疲れていてやる気のしない時に、いきなりジャンプスクワットから入るほど根性がありません。
 大山倍達先生は、「やる気のでない時は拳立てから始めろ」というようなことをおっしゃっていたそうですが、拳立てすらやる気にならない時は、体操から始めてみるのも根性なしには良いかと思います。