『覇者 田中昌彦の組手―空手道』田中昌彦

 わたしは伝統空手の人間ではありませんし、田中昌彦先生のことも恥ずかしながら存じ上げなかったのですが、最初に知ったのはこの動画でです。


 既に七十歳くらいのお歳かと思うのですが、素晴らしいバランスです。
 時々、中国武術や古武術系の人が「空手は力で、年をとったらできない」みたいなことを言うことがありますが、年をとっても化け物みたいな人は空手にもレスリングにもいらっしゃいます。
 探してみると、他にも色々動画があります。有難い時代です。
 これは蹴りがスローモーションで撮影されていて分かりやすいです。


 『覇者 田中昌彦の組手―空手道』はマーケットプレイスで購入しました。大分古い本で絶版でしょうから、古本などで見かけたらゲットしておくと良いでしょう。非常に美しい写真が沢山収められていて、見ているだけで惚れ惚れします。協会空手系の方なら、一層参考になるでしょう。
 とにかく分解写真が豊富で、説明も非常に細かいです。普通の武術書数冊分の情報量が入っている感じです。
 目次の概略を抜書きしておきます。
第一章 表技
壱 蹴り技一本にかける
 一)刻み蹴り
 ニ)(スリヌケの)半回し蹴り
 三)伏せ回し蹴り
 四)蹴り落とし
弐 蹴りの二段技
 一)下段裏回し蹴り→上段裏回し蹴り
 ニ)足払い→上段裏回し蹴り
 三)フェイントの中断前蹴り→上段回し蹴り
 四)三日月蹴り→上段回し蹴り
 五)中段回し蹴り→上段裏回し蹴り
第二章 裏技
一)裏回し蹴り
ニ)上段三日月蹴り
三)後蹴り
第三章 手わざの応用
一)きざみ突き
ニ)ひっかけからの裏拳
三)潜り込んでの追い突き
四)回し突き
五)鉤突き
第四章 体捌き
一)前蹴り攻撃を捌きながらの上段突き
ニ)前蹴り攻撃を捌きながらの裏拳による攻撃
第五章 崩し技
一)呼び込み
ニ)足払い
三)双足刈り
四)カニバサミ
五)足絡み
六)外掛け
七)引き落とし
第六章 抑え技
一)突きの押さえ
ニ)蹴りの押さえ
三)膝蹴りによるブロック
四)膝蹴りによる体当たり
第七章 岩鶴

4583025351覇者 田中昌彦の組手―空手道
田中 昌彦
ベースボール・マガジン社 1985-12