『戦慄!最強戦闘術―戦いのプロだけが知る制敵の秘技』

 これ、マーケットプレイスで購入したのですが、付属DVDが付いておらず(返金してくれました)、DVDが見られていません。正直、DVDが見たくて買いましたし、写真だけ見てもよく分からないこともあり、買い直そうか検討中です。
 紹介されているのは、ジークンドーの中村頼永先生によるカリ・シラット、キモ・フェレイラ氏による拳法術、アヴィ・マザルト氏によるクラヴマガ、マーティン・ウィラー氏によるシステマ、ヨートン・セーナーナンによる古式ムエタイです。
 このうち個人的に興味があったのがカリ・シラットで、実際とても面白いのですが、やっぱり動いているところを見ないとなんとも言えません(涙)。
 カリはほんのちょっとだけ齧ったことがあるのですが、本書でも紹介されている対ナイフの技術では、刺しにかかった方がいつの間にか自分のナイフで自分を刺している、という恐ろしい技術があります。実際に使えるレベルとなると容易には到達できないでしょうが、これを練習で先生にかけられたことがあり、本当に何が起こったかよく分からないうちに模擬ナイフで自分を刺していて、ぞっとしました。
 この本で紹介されているカリ・シラットの技法は、以下のような感じです。
サプー:つま先側の足首付近による足払い
 サプー・ルア:相手の外側から
 サプー・ダレム:相手の内側から
ビセット:かかと側による足払い
 ビセット・ルア:相手の外側から
 ビセット・ダレム:相手の内側から
ケンジット・シコ:足を相手の背後に入れて肘で後方に倒す(太極拳の単鞭のような形)
プター・カパラ:後頭部を絡めるように掴み頭部を回して倒す
上記の組み合わせ、および対ナイフ技術

4809406105戦慄!最強戦闘術―戦いのプロだけが知る制敵の秘技 (BUDO‐RA BOOKS―達人シリーズ)
フルコム
東邦出版 2007-03