『拳児』で有名な松田隆智さんの対談集です。
対談の相手は、吉福康郎、坪井香譲、土取利行、高橋賢、ジョー小泉、夢枕獏、中沢新一、トニー・チェン、アラン・マラトラ、高橋京三、高橋厚吉、張世忠、金澤弘和、細野晴臣、胡桃沢耕史、鎌田東ニ、小島章司、河野亮仙、スタンレー・ブラニン、吉福伸逸、海老原博幸、津本陽、ミルフォート・グレイブス。かなり色々なジャンルの多様な方たちとお話されています。
中でもドラムで人が殺せるというミルフォート・グレイブスが気になります。
グレイブス 宇宙のすべてのもの、そして人間の体は大きなバイブレーションだ。気功もバイブレーションだが、ドラムは音を出すから、気功よりも大きなバイブレーションを発生し、それは(ドラムの音は)病気を治療することもできるし、人を殺すこともできる。
松田 ドラムの音でですか?
グレイブス そうだ。ドラムの音によるバイブレーションによって止めてしまえば死んでしまう。
マジですか・・・。
出版された時代もあって、サイキックというかスピリチュアルというか、雑誌『ムー』まであと一歩みたいな話が色々あります。その一方で、ジョー小泉さんや金澤弘和先生のような、誰もが認める「普通に強い人」が登場するのがなかなかイイ感じです。
魂の芸術―武術から宇宙へ 松田隆智対談集 松田 隆智 福昌堂 1997-08 |