マーケットプレイスでDVDなしの本を購入したため、映像の方は見ていません。内容は、
緑健児 世界を制した小さな巨人の蹴撃術
塚本徳臣 背骨をしならせる蹴り
青柳茂瑠 足技を決めるための新戦略
黄秀一 テコンドー 足技の魔術
サレム・アスリ ボックスフランセーズ・サバット
となっています。
五名中三名が極真の方なので、競技によっては使えるところ使えないところがあるかと思いますが、色々と参考になります。
緑健児氏の項では、ストッピングの横蹴りがとてもためになります。これは極真以外でも色々な武道・格闘技で使える技術だと思います。ジークンドーのキッキングセッツにも横蹴りから足を下ろさずに展開するコンビネーションがあります。
塚本徳臣氏の蹴りは非常に美しく、個人的に好きなのですが、氏自身の身体能力がずば抜けて高い上、リーチもあるため、そうそう凡人が真似できるものではありません。「できると信じてやること」というメッセージがありましたが、まぁそう言われてもできることできないことありますよね・・・。
青柳茂瑠氏の項では、極真らしい多彩なコンビネーションが紹介されています。下段回し蹴りから上段内回し蹴り、というコンビネーションは、塚本徳臣氏が試合でやっている映像を見たことがあり、練習したいところです。
黄秀一氏の項では、横蹴りからの展開がとても面白いです。
サレム・アスリ氏のサバットは、サバットについて情報が少ない中、とても貴重です。IUMAの著名インストラクターの方が相手役を務められています。靴を使う技術というのは、なかなかエゲツナイですが、路上の技術としては今日的にとても有用なのではないかと思います。
ちなみに、サレム・アスリ氏について検索したら、YouTubeに動画があったのですが、この頃はまだ髪がフサフサですね・・。本ではすっかりフランスのオジサンになっていますが、そのオジサンが物凄い蹴りを出すので余計にカッコイイです。
もっと強くなれる究極ハイキック修得術―世界に名だたるハイキック・マスターたちが直接指導! (BUDO‐RA BOOKS―達人シリーズ) フルコム 東邦出版 2009-09 |